
なんで怒られやすい人って、出世しやすいのだろう?
怒られやすい人が出世する会社ってこの先大丈夫なのか?
仕事で怒られやすい人って、なぜか出世していきますよね?
答えは簡単です。
怒りやすい相手は、上司がコントロールしやすいからです。管理しやすい部下を昇格させて、自分の思う通りのマネジメントをしようとしている人がいるからでしょう。
というか、そもそも怒られるって、すごく嫌じゃないですか?上司によっては人格否定してきますし、モチベーションは下がるし、時間はかかるし、後で謝りに行かなければならないし、、、、
よく、「怒られているうちが花だ」なんて言葉を聞きますが、それって怒る側が怒る口実のために言っているだけじゃない?と私は思っています。
私は営業職をしていますが、怒られるのは大嫌いです。営業は頭を下げてなんぼだと言われますよね。では、胸に手を当てて正直に答えて下さい。本当に怒られても平気なんですか?
何が言いたいかというと、怒られやすい人ばかりが出世する会社はやめた方がいいということです。
・なぜ怒られやすい人が出世しやすいのか?
・怒られやすい人ばかりが出世している会社はやめた方がいい
・怒られやすい人が出世するとどうなるのか?
本記事では、上記のことを知っていただけます。
怒られやすい人が出世する会社はただのブラック企業
怒って相手にいうことを聞かせることは、上司からするとてもかんたんなことです。
そのため、ブラック企業と言われるような、環境が悪い職場ほど、上司の怒号や詰めが横行しています。
ちなみに、怒ると叱るの意味は違います。
怒るは感情を相手にぶつけますが、叱ることは相手のためを思って導くことです。
しかし、怒って相手に言うことを聞かせることは、マネジメントの方法としては最悪です。
一過性の効果しかありませんし、部下のモチベーションはあがりません。
怒られやすい人ばかりが出世している会社は、怒って言うことをきかせる上司ばかりのため、出世した人も、自然と部下を怒ってばかり行くようになります。
私が新卒で勤めた会社も、マネージャーは上司に常に怒鳴られていました。新卒だから、その光景は普通と思ったいましたが、そんなことはありません。
上司が部下を怒ることが普通になっている会社は、ただストレスがたまるだけの環境の悪い職場になっていくのです。
マイナビの調査によると、上司が嫌いなところは「理不尽なところ」と回答があります。


あなたの会社の上司が、怒って部下に指示をしてばかりの場合、とてもキツイ職場でしょう。
私たちは恐怖マネジメントに慣れすぎている
恐怖マネジメントとは、上司が恐怖で部下をコントロールするマネジメントです。
どう考えてもおかしい方法ですよね。
しかし案外、大手企業から、ロジカルを売りにするベンチャー企業でも普通に行われているのです。
例えば、言うことをきかせるために、
・怒鳴りつける
・左遷をほのめかす
・減給をほのめかす
・お前のためだと言ってくる
このようなことを当たり前に行ってきます。
そもそも私たちは、怒られることに慣れすぎていますよね。
会社員になったら、当たり前のように怒られるなんて、よく考えると理不尽です。
怒られたら上司の言うことを聞かないといけない、言い訳はできない。そんな環境ではのびのびと働くことなんてできません。
私が勤める会社の上司は、目標をクリアしていないチームに向かって「おめぇら、明日から契約社員になるか、地方に飛ぶか選べ」と怒鳴っていました。
こんな上司のいうこと、誰もききたくありませんよね。
怒られやすい人が出世する3つの理由
私はこれまで3社に勤めてきましたが、怒られやすい人は出世していました。
その理由を具体的に解説していきます。
1、上司が扱いやすいから
まず最も多い理由は、怒りやすい部下は、上司にとって扱いやすいからです。
上司は、自分のチームを作るときに、コントロールしやすい部下でまとめます。
そのため、怒っていうことを聞かせやすい部下にポジションを与えて、チーム全体をコントロールしやすくするのです。
もちろん、上司が自分の組織を作るときに、コントロールしやすい部下を集めることは、とても自然なことです。しかし、その理由が、怒っていうことを聞かせやすいからなのはおかしいでしょう。
このように、怒られやすい人は上司からすると、扱いやすいと思われている可能性があります。
2、基本的にイエスマンである
怒られやすい人は、基本的にイエスマンであることが多いです。
上司のいうことには、すぐに返事して、無茶な指示でもすぐに受けます。上司からすると、これほど楽な相手はいませんよね。
会社員として、上司の指示をきくことは当たり前です。しかし、良い仕事をするためにも、必要なすり合わせや意見交換はするべきでしょう。
怒られやすい人は、上司から怒られることを恐れて、それを怠ってしまうのです。
部下がイエスマンだと、反論したり意見することがなくなるため、面倒を嫌う上からの評価は上がっていきます。
3、上司に気に入られるコミュニケーション力が高い
怒られやすい人は、なぜかコミュニケーション力が高いことが多いです。
特に、上司に気に入られる能力は抜群に高い傾向にあります。
特徴として、
・調子がいい返事ばかりする
・怒られても笑ってごまかせる
・上司の機嫌をとるのが上手い(プレゼントをする人もいる)
などがあります。
このようなタイプは、上司から気に入られやすく、出世しやすくなります。
怒ってばかりいる上司は、基本的に部下から話しかけられることは少ないです。
そのため、コミュニケーション力が高く、機嫌をとってくる部下を気に入りやすくなるのです。
怒られやすい人の出世は先がない
怒られやすい人が出世した場合、どのようなことになるのでしょうか?
特に、能力が伴っていない人の場合を解説します。
1、実務の管理能力が低い
上司に気に入られて昇格したため、管理能力がないことが多いです。
また、自分の考えでマネジメントをすることがなく、基本的には上からの指示を部下へおろすだけになります。
そうなると、部下から信頼されずに、誰もついてこなくなりますよね。
その結果、怒って言うことを聞かせる恐怖マネジメントを行ってしまうのです。
もちろん、後から管理能力を身に着ける人もいますが、多くの人が上からの言いなりになることがほとんどです。
最終的には、仕事ができないことがバレてしまいます。。。
2、上司から愛想をつかされると一気に降格する
能力がなく昇格した人は、上から愛想をつかされると一気に降格します。
扱いやすさを買われて出世した人は、能力が伴っていないことが多いです。
出世して管理職になったとしても、上からの扱いやすさだけでは管理職は務まりません。
部下から信頼されず、マネジメントを行っていけない場合、会社から評価をすぐに下げられてしまいます。
そして、降格した後は会社に居づらくなり、辞めていくのです。
私が勤める会社にも、ゴマすりだけで出世した人がいますが、わずか半年で一般職まで降格していました。
能力が伴わない出世は、悲しい結果しかうみません。
出世して怒られている人ばかりの会社は先がない
怒られやすい人が出世する理由と、能力が伴わない出世は先がないことを解説してきました。
あなたの勤める会社の上司が当てはまっているなら、その会社に先はあるのでしょうか?
そもそも怒ってばかりの上司がいる時点で、職場の環境は悪いです。あなたが、今の会社で出世を望まない場合は、職場を変える転職活動をすることをおすすめします。
あなたが出世をしなくても、能力が伴わない上司が出世して、仕事の環境が悪くなる可能性は高いからです。そのためには、早めに転職活動をする必要があります。
今すぐに転職をしなくても、転職活動として、企業研究や自己分析を行っておくことで、いざというときにすぐに転職することができます。
仕事をしていて忙しい方は、転職エージェントを上手く活用してみてください。無料で登録して、キャリアカウンセリングを行ってもらえます。


まとめ:怒られやすい人が出世する会社は先がない
上司が怒ってばかりの会社は、ストレスがたまります。
そして、怒られやすい人が出世すると、管理能力が伴わずに部下は迷惑します。
あなたの勤める会社の上司がどのようなタイプで、どんな人が出世しているのかよく観察してみてください。
もし、恐怖によるマネジメントが当たり前になっている場合、この先も同じ環境が続いていきます。
あなたが、あまり怒られないタイプの場合は、しっかりと実力を評価してもらえる環境に進む方が良いでしょう。
自分の働く環境を変えることができるのは、自分だけですから。




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