
・選考を受けた企業、雰囲気に不安を感じて辞退しようか迷ってる
・企業から内定をもらったけど、なんとなく決めかねてる
上記のようなことでお悩みではありませんか?
転職は、4人に1人が失敗して後悔すると言われます。(参照:転職会議より)
25%だけ?と思うかもしれませんが、自分が25%に入るかもと考えると、結構高い確率ですよね。
転職に失敗してしまう理由の中に、「直感に頼りすぎる」「直感を信じない」ことがあります。直感は、信じても信じすぎてもどちらもよくありません。
本記事では、「直感を信じるべき場面」と、「直感に頼りすぎてはいけない場面」について解説していきます。
私は2021年に転職活動をして、3社から内定を獲得しました。その中で、直感を活用した体験談もご紹介します。
直感は自分を守るためにかなり大切
直感は、自分の身を守るための重要な役割を持っています。
危険や違和感は、直感が知らせてくれることがほとんどです。
例えば、道を歩いていて、前からヤバそうな人が歩いて来たら、なんとなくよけて歩きますよね。それは、自分のこれまでの経験から関わってはいけない人だと感じるからです。
あなたがかなり強気な人なら、真正面から向かっていくかもしれません。でも、わざわざ危険に関わりたい人は少ないはずです。違和感や危険、不安を直感的に感じた時は、素直に従うべきなのです。
しかし、転職活動ではなぜか直感を信じずに失敗することが多いようです。直感では、会社に対して違和感や不安を感じているのに、無理に入って失敗したと後悔してしまうのです。
新卒と違い、中途の転職は会社で働いる経験があるため、経験値があります。
自分に合わない会社だと判断するときに、これまでの経験をもとにした直感を信じることも重要です。
直感的に合わないと感じるときは辞退もあり【体験談】
求人票に自社を悪く書く会社はありません。そのため、どんな会社なのかは、選考を通して知る必要がありますよね。もし面接などで違和感を感じたら辞退した方がいい場合があります。
本章では、合わないと感じたら辞退した方がいい理由を、体験談から紹介します。
会社の雰囲気が合わないとき
会社の雰囲気が直感的に合わないときは、入ってからストレスを感じやすいです。
そのため、自分と合わなそうだと感じたら、辞退を検討することも必要です。
「求人票を見ると、魅力的なことが書いてある。ホームページの社員のインタビューでは、レベルの高そうな人ばかりに感じる。この会社に入りたい!」そんな風に感じて、会社に応募しますよね?
私も、あるIT企業に面接を受けに行ったときに、雰囲気に違和感を感じました。
・入口に誰かいてもあいさつしない、声をかけない
・受付やお手洗いなど、公共のスペースが散らかっている
・従業員同士がコミュニケーションをとっていない
もちろん、少しの時間見ただけなので、直感的なことです。その日だけ、たまたまだったのかもしれません。しかし、自分がストレスを感じてしまう可能性があるかもしれないと感じて、辞退しました。
特に、あいさつや雰囲気は、会社の人間関係を想像する要因になります。
会社の雰囲気が合わないと感じた時は、直感を信じましょう。
面接官が合わない
面接官は、企業の顔というべき存在です。面接官から受ける印象が、会社の印象にダイレクトに直結します。
「なんで今の会社に入ったのか?」という質問に、「面接官の印象が良かったから」と答える人もいるくらい、面接官は重要です。
私が受けた企業の面接で、「ぜったいにこの人の下で働きたくない」と感じた面接官がいました。
営業職で受けたのですが、「御社のサービスの改善など、フィードバックは営業からも行っているのですか?」と質問しました。面接官の回答が、「営業のフィードバックは信じてません。自分の評価を上げようとして、事実を脚色するから。」というものでした。
仮にそうだとしても、「専門の部署が行っている」と言ってくれればいいのに、正直に部下を信じてません。と外部の人間に言うでしょうか?
結果、そちらは転職エージェントに「志望度が低い」と伝えて断っていただきました。
もったいない精神よりも直感を優先する
選択肢を自分から手放すのは、結構勇気がいりますよね。
選考を頑張って進めると、少し違和感があっても「辞退するのはもったいないな、、、」と感じてしまうことがありました。
対策をして面接に行くことは、時間も労力もかかります。
そのため、違和感を感じていても、「せっかくここまで進んできたし」と辞退するのがもったいなく感じてしまうのです。
転職活動で直感的に不安を感じやすい2つの理由
直感を信じて、不安を感じたときに辞退するべきシチュエーションについてお伝えしました。本章では、直感的に不安を感じやすい理由について紹介します。
会社の特徴は成長サイクルによってかなり違う
これまで勤めていた会社の成長サイクルと、違う成長フェーズの会社へ転職は、不安を感じやすいです。
成長サイクルとは、会社や事業がどのあたりまで確立されているか?ということを分かりやすく4段階で表したものです。
成長サイクルは、下記の4段階に分かれています。
①幼年期(起業・創業フェーズ)人間でいう赤ちゃん。どうやって収益化していくか模索する。
②成長期(新規事業の成長フェーズ)人間でいう成長期。新しい事業が急激に伸びて、人や組織が大きく変わる。
③成熟期(継承・M&Aのフェーズ)人間でいう大人。事業が安定していき、企業として更に大きくなるために人を育てたり、M&Aを行う。
④衰退期(事業撤退・改革フェーズ)人間でいう老年期。事業で収益が出なくなっていく。改革が迫られていく。
例えば、成長サイクルの幼年期や成長期は、いわゆるベンチャー企業と呼ばれます。誰もが知る上場企業は成長期から成熟期ですね。
会社がどの段階かによって、事業や働き方は大きく異なります。
例えば、成長期では、事業の成長が一番のため、即戦力的な自力で活躍できる人材が求められます。しかし、成熟期では、会社が将来的に残るために後継者である人材の育成に力を入れます。
成熟期で働いていた人が、成長期の会社に入ると、環境が目まぐるしく変化していくため、ストレスを感じやすくなります。
落ち着いた働き方をしたい人が、変化の激しい成長フェーズの企業の面接に行くと、「なんか大変そう、、、」と不安を感じやすいことが多いです。
自分にあった環境の企業に転職するために、成長フェーズの確認は不可欠です。
今までと違う文化や制度を持つ会社
会社の文化や制度の違いは、直感で感じることが多いです。
会社が違うと、当然、企業理念や文化、制度が違います。
そして、文化や制度は、ときとして仕事内容や条件よりも重要な場合があるのです。
例えば、成果主義なのか年功序列なのか?
残業は当たり前なのか、残業管理が厳しいのか?
助け合いを重視しているのか、お互いがライバル同士でバチバチなのか?
一部ですが、上記のことが違うだけで、雰囲気はまったく変わってきます。
仕事内容や条件面ばかりに注目していると、入社してからミスマッチを起こしてしまいます。
直感的に違いを感じたときは、原因が何かを自分でよく考えてみてください。
求人の内容や、面接で説明してもらうこと以外に、あなたが重要視していることがあるかもしれません。
【失敗の原因】入社する会社を決めるとき直感で決めてはNG!
ここまで、直感の大切さについて説明してきました。
しかし、入社する会社を決めるときは、直感のみに頼ってはNGです。「なんか不安を感じるけど、なんとなく良さそうだしこの会社にしよう」という決め方は、失敗の原因になりやすいです。
直感に頼ってはいけない理由と、具体的にどうすればいいかを紹介します。
直感が正しく働くには条件が3つもある
入社する会社を直感で決めてはいけない理由は、直感が正しく働いていない可能性が高いからです。
熟練のビジネスマンは、直感的な判断であらゆる状況を超えてきました。
そのため、直感は選択を迫られるときに、重要な能力だと言われています。
直感が正しく働くためには、3つの要素が必要です。
①ルールが厳格に決まっている
②何度も練習するチャンスがある
③フィードバックがすぐに得られる
しかし、転職活動は、上記の3つのすべてが当てはまりません。
採用や社内のルールは企業により違います。転職に失敗してもすぐに転職できないことが多いです。転職に成功したかどうかは数か月は分からないでしょう。
熟練のビジネスマンの直感が優れているのは、膨大な量の経験を、仕事の中で繰り返し改善してきたからなのです。しかし、転職活動ではその直感は正しく働きません。
そのため、優秀なビジネスマンであっても、直感に頼って転職に失敗してしまうことがあります。
直感は、自分を守るために違和感を感じ取るためには有効です。
しかし、入社する会社を決断するには、直感だけでは間違ってしまう可能性が高いのです。
直感的に感じた不安の原因を分析することが大切
入社しようと思っている会社に、直感的に不安を感じたら、その原因を具体期に考えることが重要です。
あなたが、転職した友人に「なんでその会社に入ることにしたの?」と質問したとき、「直感だよ」と答えられたら心配になりますよね。
入社する会社を決めるときには、具体来な根拠が大切なのです。
友人が具体的に、「評価制度はこれまで違って成果主義だけど、評価の方法が明確だからモチベーションを維持できそう」と答えて来たら、心配はしないでしょう。
直感的に不安を感じたら、原因を分析して、自分が納得できることなのか具体的に考えてみてください。
自分の直感を無視して入社してから、感じていた不安が現実になっては遅いです。
直感的に感じた不安を解消する方法とは?
入社しようとしている会社に不安を感じたとき、分析することが大切だと前述しました。本章では、具体的にどうやって解消すればいいのかをご紹介します。
転職エージェントに感じている不安を相談する
転職エージェントに登録している場合は、担当のアドバイザーに相談するのがいいでしょう。
あなたが不安を感じている部分が、あなたが調べても分からない場合があるからです。
・会社の業績
・評価制度(成果主義の場合は尚重要) etc…
面接でも、ナイーブなことは質問しづらいですよね。
実際に、転職者の多くが、「業績の評価方法」や「個人の裁量権」など、働くスタイルについて質問をしていないようです。
転職エージェントに不安を相談すれば、上手く調べてくれて不安を解消することができます。
あなたがこれから転職活動をするなら、企業との交渉力がある転職エージェントを利用してみてはいかがですか?相談がしやすく、企業とのパイプが太い転職エージェントを紹介しますので、無料で相談してみてください。


自分で面接やオファー面談で質問する
あなたが自分で、面接やオファー面談のときに企業へ質問する手段があります。
少し何度が高めですが、自分で確かめことができれば、安心できますよね。
特に、オファー面談は面接よりも質問がしやすい状況です。直感的に感じた不安を具体的に質問できれば、納得感が増すでしょう。
オファー面談は、企業によってはない場合があるため、その場合は面接時に質問しましょう。
まとめ:直感的に不安を感じたら辞退でもOK、入社するときは不安を解消してから
・直感は自分を守るために働いている
・面接時に合わないと感じたら直感に従って辞退してもOK
・入社したい企業に不安を感じたら原因を分析する
・不安を解消するには転職エージェントに相談する
直感に頼りすぎてもいけませんが、直感は不安を知らせてくれるものでもあります。転職活動で失敗しないためにも、直感とは上手く付き合う必要がありますね。
転職活動は時間がない中で進めることもあり、直感に頼った方が楽なこともあります。しかし、自分の判断に自信がない場合は、客観的な意見を貰った方がいいでしょう。
転職エージェントは、無料で転職の相談とサポートを受けることができます。あなたが感じている不安にも、しっかりと相談に乗ってくれるので、この機会にぜひ利用してみてください。




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